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 片頭痛は緊張型偏頭痛の次に最も起こりやすい頭痛と言われています。また2~3倍男性より女性に起こりやすく、若年層の頃に初めて発症することが多いといわれています。片頭痛は大きく二種類に分けられます。

前兆のある片頭痛
 このタイプの片頭痛の前兆は、短期的な視力障害、手や腕、口周りのしびれ、話ができない、名前が思い出せない、片方の手足の倦怠感などが上げられます。

前兆のない片頭痛
 最も多く見られる偏頭痛のタイプで、前兆がないまたはとても短いです。

片頭痛の起こる仕組み
 片頭痛は脳神経系の異常が原因となっています。脳神経系の異常で脳が活性化され刺激に敏感になります。脳が刺激を受けると三叉神経が圧迫され、CGRPをはじめとする炎症物質を放出します。炎症物質で血管が拡張して片頭痛になります。

 治療をうけない、または治療が遅れると傷みを感じ取るシステムが変化してしまい、片頭痛の痛みが増す、短い間隔で痛みを感じる、鎮痛剤が効かない、目の周りや頭皮にチクチク痛みを感じるなど様々な影響を与えてしまいます。脳波検査で片頭痛の原因となる脳の萎縮や灰白質の変化など脳の異常を特定することができます。

症状
 片頭痛の特徴的な症状は、片方だけ頭痛が起こる、脈打つような痛みです。痛みの程度は中くらいから激しいまであります。歩行や階段を上るなどの軽い運動によって痛みが増すこともあります。涼しくて暗い場所で休憩をとることで痛みが和らげます。正しい治療を受けない、または治療が遅れれば、片頭痛は4~72時間長引く可能性があります。頭痛の他に、吐き気、嘔吐、光や大きな音に敏感になるなど症状が伴うこともあります。

 患者によっては、ストレス、寝不足、不特定の睡眠時間、生理、匂いや煙、気候の変化、漬物など発酵食品など特定の刺激物が偏頭痛の要因となっていることが分ってます。患者は自分自身をよく観察し、要因となるものを避けるべきです。

片頭痛持ちの方が心かけるべきのこと
  • 片頭痛の要因となるものを知りなるべく避ける
  • 決まった時間に寝起きし、十分に睡眠を取る
  • 適切な運動をすること
  • 虚血性脳梗塞の原因となる喫煙を控える
  • コーヒー、お茶、炭酸飲料、エナジードリンクなど、カフェインの含まれているもの。
  • 避妊ピルの服用が必要となる方は、必ず医師の指導の元で服用してください。
  • 片頭痛の痛みが増し、症状が悪化したら即座に病院へいってください。
治療
 片頭痛は慢性的なもので正しい過ごし方や薬の使用で症状を抑えることができます。片頭痛の治療は頭痛がある時と頭痛がない時の大きく二つに分けることができます。

 片頭痛の症状がある時の治療は、頭痛が起きてすぐに以下の薬を服薬することが効果的です。
  • 鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  • トリプタン(Triptan)製剤やエルゴタミン(ergotamine)の含まれている片頭痛専用の薬で、脳血管に直接効果をもたらします。
  • 吐き気や嘔吐の症状を減らし薬
 片頭痛の症状がない時の治療は、以下の片頭痛予防の薬を毎日服用する必要があります。

・トピラマート(Topiramate)やバルプロ酸(Valproic acid)などの抗てんかん薬
・フルナリジン(Flunarizine)、シンナリジン(Cinnarizine)、ベラパミル(Verapamil)などの
 カルシウム拮抗剤
・プロプラノロール(propranolol)、アテノール(Atenolol)、メトプロロール(Metoprolol)などの
 β遮断薬
・アミトリプチリン(Amitriptyline)、ノルトリプチリン (Nortriptyline)、
 デュロキセチン(Duloxetine)、ベンラファキシン(Venlafaxine)などの抗うつ薬

 生理中に片頭痛が見られる場合、トリプタン(Triptan)製剤や非ステロイド性抗炎症薬の服用が可能で、月経がくる2~3日前から月経後の4~5日間飲み続けることになります。

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