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末梢血管疾患による潰瘍・壊疽
末梢血管疾患には動脈疾患と静脈疾患の二種類あります。末梢血管疾患による潰瘍・壊疽は慢性的で治りにくいだけでなく、適切な治療を受けないと最悪の場合その部分を切断することになります。

動脈疾患
動脈が閉塞することで発症する末梢血管疾患は高齢者に多くみられます。コレステロールの蓄積、動脈炎などの血管疾患、糖尿病で動脈が狭くなり動脈が詰まって末梢血管疾患を引き起こします。

動脈疾患による潰瘍・壊疽の特徴
  • 血色の悪い傷
  • 出血がない
  • 傷が壊疽まで進行し筋肉組織や骨まで深くなることもある
  • 激しい痛み 
ハイリスクグループ
  • 糖尿病、肥満、脂質異常病
  • 足の痺れや変形
  • 神経の異常
  • 間接の病気
  • サイズの合わない靴を履く(骨に圧力がかかる
危険性
末梢血管疾患による潰瘍を放っておくと、潰瘍が深くなり痛みを増します。感染症、血行障害などが原因で壊死が進みます。壊死の範囲が大きく広がり血行障害または感染の進行度によっては、壊死の広がりを止めるためにその部分を切断する危険性もあります。 

治療法
動脈の場合は動脈の詰まりを治す治療となります。血管が弱い方は薬を使います。薬療法に加えてカテーテル治療を行うこともあります。薬療法やカテーテル治療の効果が見られない場合は手術治療をうける必要があります。傷や動脈の状態をみて治療が決まります。また傷を常に乾いた状態に保つことも大切です。 

再発の予防法
  • 禁煙
  • 足を組まない
  • 体を温める、寒冷を避ける
  • 足に負担の
  • かからない靴を履く
  • 運動
静脈疾患
静脈疾患は足の静脈が異常を来たしている場合が多く、動脈に流れる血液が逆流し静脈へと流れ込み、うっ血が生じて足が腫れてしまいます。また、血液が心臓へと流れにくくなり、酸素や栄養が行渡らず皮膚炎症で潰瘍になります。

静脈疾患による潰瘍・壊疽の特徴
  • 足にできやすい
  • 傷が黒ぽい
  • 足の腫れる
  • 傷が浅い
  • 治療法
  • 保存的治療
  • 手術治療

再発の予防法
  • 健康的な体重を保つ
  • 長時間立ち続けたり足を組んだりしない
潰瘍・壊疽が見られたらすぐに病院へ行きしっかりと治療を受けましょう。現在は医療技術が進んでるため、感染症のリスクが減ったり症状を和らげたりできます。

 

Reference: Dr.Att Nitibhon,  Pediatric Surgery, Bangkok Hospital

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