これが不妊症の原因かも ー子宮粘膜下筋腫ー

 子供が欲しいがなかなか妊娠せず不妊症に悩まされている夫婦は多くいます。そんな不妊症の原因となっているのは子宮筋腫かもしれません。子宮筋腫は、受精卵を着床の邪魔をしたり、子宮が変形するため妊娠による子宮拡大の妨げになったり流産したりと危険な病気です。そのため超音波検査などの婦人科検診は怠るべきはありません。

子宮粘膜下筋腫

 子宮筋腫とは子宮壁にできる良性の腫瘍で、発生場所によって、筋層内筋腫、漿膜下(しょうまくか)筋腫、そして粘膜下筋腫の3種類に大別されます。子宮粘膜下筋腫は子宮の内側に向かってできる腫瘍です。不妊症や流産、様々な異常を引き起こす原因となります。原因は解明されいませんが、女性ホルモンであるエストロゲン(Estrogen)の影響が要因となっております。そのため、何歳でも月経のある女性であれば発症するリスクがあります。また皮膚下脂肪はエストロゲンに変わることができるため子宮筋腫発症のリスクが高いです。子宮鏡検査(Hysteroscopy) で子宮内の環境を精密に検査することができるので、子宮筋腫の診断や治療にとても効果的です。


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症状
  • 過多月経
  • コアグラが排泄される
  • 激しい生理痛
  • 不正出血
  • 頻尿
 *症状が現れない場合もあります。

子宮粘膜下筋腫の危険
 正しい治療を受けず放置するこのような危険性があります。
  • 不妊症
  • 流産
  • 早産
  • 胎盤の位置異常
  • 産後の不正出血
治療法

 子宮粘膜下筋腫は手術で腫瘍を切除する必要があります。傷口5~10ミリの最小侵襲手術が主流となります。この手術法は開腹する必要がなく、合併症や感染のリスクも低いです。また、回復も早いため1週間以内に退院が可能な効果的な手術です。手術後最低一ヶ月避妊をする必要があります。

 また再発の可能性もあるので妊娠を希望してる方は超音波検査やMRI検査などの婦人科検診を受診することをおすすめします。検査日は排卵直前の卵胞期(月経初日から12日目)に受けることでより正確な結果が期待できます。特に40歳女性はリスクが高まるので毎年検査することをお勧めします。