膵(すい)臓の役割

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 膵臓はみぞおちとへその間、胃の裏側に位置し、役割は主に2つに分けられます。一つは、「膵液」という消化液を分泌することです。膵液には消化酵素が多く含まれており、たんぱく質、炭水化物、脂肪分の消化に必要な酵素です。分泌された膵液は十二指腸内へと送られます。もう一つの役割は、血糖値をコントロールするインスリンなどのホルモンを分泌することです。


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種類

 膵がんはいくつかの種類が存在しますが、膵管の細胞に発生する膵管がんは9割以上を占めます。他には膵管内乳頭粘液性腫瘍や神経内分泌腫瘍などがありますが発生率が非常に低いため、ここでは膵管がんについてのみを述べていきます。 

症状

 膵臓は膵頭部、膵体部、膵尾部の3つに分けられます。それぞれの位置のに発せしたがんを膵頭部がん、膵体部がん、膵尾部がんと呼びます。

 膵頭部には膵管が通っており、胆管や十二指腸にも接しているため、膵頭部に腫瘍が発生すると膵液、胆汁、食物、胃液がうっ滞して、肌や白目が黄色くきごる、尿の色が濃い、腹痛、体重減少、食欲低下、だるい、脂肪便、嘔吐などの症状が現れます。

 膵体部や膵尾部に腫瘍が発生した場合、腫瘍が広がったり大きくなったりしないとほとんど症状はみられません。腫瘍がひどく進行していくと膨満、体重減少、食欲低下、腹痛といった症状が現れます。
膵頭部がんは早い段階で黄疸が始まるため早期発見発見に繋がりますが、膵体部がんや膵尾部がんは進行するまで症状がほぼないため発見が遅く治療もより困難になります。